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ここ3日ほど豪雨が続いた。
TVは「Big Wet」と言っていた。
自然林は水没した。
大土塁はそのダムの役目を担った。
その大土塁の底を走る唯一の排水路であるコンクリート丸パイプからほとばしり出た水が、左右の雨水を集めクリークを駆け下っていく。
水位はグーンと上昇し、ブルーレン橋では上のようである。
さてピーウイーはどうなったかと、晴れ間に見に行った。
3日ぶりである。
ちゃんといた。
「アンタは、エライ!」
あの強風豪雨のなか、激しく揺れ動くであろう枝の巣でしっかりと卵を温めていたということになる。
天候異変のなか、吹き飛ばされることもない巣を作ったアンタはまさに「匠の技」の持ち主である。
「アンタは天性のオタクである!」
あれほどの風雨に打たれて風邪をひくことはないのだろうか。
鳥は変温動物と聞く。
とすると環境の気温が下がれば、体温を下げられるということになる。
されば、体から熱エネルギーを奪われることはない。
「鳥はカゼをひかない」ということか。
天の神様は鳥にはカゼを与えなかったということになる。
[四つ目の巣]
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